そんな悩みに工場で夜勤シフトを20年経験した管理人「けいすけ」がお答えします。
不規則な生活をしいられる夜勤は心身への負担が並大抵ではありません。そのため…仕事(夜勤)に行きたくないという気持ちが強くなりやすいんですよね。
夜勤に備えて家で待機していると、すべてが嫌になって、この世の終わりみたいな気分になるんです。私もかつては、夜勤に行きたくなくて、玄関で動けなくなったものです。
そんな経験をした私が・・・
「夜勤に行きたくない」を乗り越える対策を紹介します!

ズドーンと憂鬱な気分に沈んでしまうのです…
私は夜勤シフトを20年経験したほか、職場の後輩から相談を受ける立場でもありました。
そんな経験からご紹介する5つの対策です。きっと皆さんが夜勤の辛さを乗り越える手助けができると思いますのでご覧くださいね。
Contents
夜勤に行きたくない理由とは?
辛い夜勤を乗り越えるためには、まず「なぜ夜勤に行きたくないのか?」理由を明確にしましょう。
夜勤シフトを20年経験した立場から『夜勤に行きたくない理由』は主に次の5つだと思います。
1.夜勤生活に馴染めない
2.仕事のプレッシャーが半端ない
3.やりがいが無い
4.人間関係が悪い
5.健康リスクが心配
あなたの夜勤に行きたくない理由はありましたか?ほかにもあったら教えてね。
それでは1から順番に解説しますね。
1.夜勤生活に馴染めない
昔から人は「昼に活動して、夜に寝る」という生活をしてきました。ところが夜勤はそれと真逆の生活をしいられるため、心と体への負担が半端無いんですよね。
さらに正社員として働く場合、ほぼ100% 夜勤シフトに組み込まれます。このシフト勤務が夜どおし働く以上に辛いんです。常に時差ボケしている感じなのです。
はぁ… しんどい
そのため夜勤を始めたばかりの頃は、昼に眠れない、食生活が乱れる、昼勤と夜勤の切り替え方が分からない…など、夜勤生活に慣れないため会社に行くのが嫌になるんですよね。
2.仕事のプレッシャーが半端ない
昼の勤務とは違い、夜勤はトラブル発生時、自力で解決することが求められます。規模が小さい会社ほどその傾向が強いと思う。ほんと現場に丸投げなんです。
そんな…誰にも頼れないことがプレッシャーになるんですよね。ちなみに私の工場では次のようなトラブルがありました。
・機械が壊れて停止
・落雷で停電
・部品切れで生産できない
・派遣さんがケガをした
・派遣さん同志のケンカ
・ロッカーで盗難騒ぎ
これらを自己解決するって、なかなかの経験値が必要ですよね?
そのため「夜勤でトラブルが起こったらどうしよう?」というプレッシャーから、夜勤に恐怖を覚えて、会社に行きたくなくなるのです。
余談です・・・
私のパートナーは病院で看護師をしていますが、やはり夜勤のプレッシャーは半端無いそうです。
3.やりがいが無い
プレッシャーのかかる仕事がある一方で、単調な作業の繰り返しが苦痛となるケースもあります。それがライン作業です。
少し指導を受ければ誰にもできる簡単な作業を、毎日ひたすら繰り返します。まるで我慢くらべのようで辛いんですよね。夜勤では眠気も加わってさらに辛い。
うーん・・・時間が経たん
しかもライン作業は長く勤務してもほとんどスキルが身につきません。そのため将来に対して不安を覚えるんです。40代とかになってリストラされたら詰みますもん。
単調で辛い、将来が不安…そんなダブルパンチで夜勤に行くのが嫌になってしまうのです。
4.人間関係が悪い
どこの職場でも同じだと思いますが、夜勤は最少の人員で回すことがほとんどです。そのため…夜勤メンバーに苦手な先輩がいると逃げ場が無くて辛いんですよね。
昼なら多くの社員がいて、苦手な人との関係も薄まるし、関係がこじれた場合も第三者が仲裁してくれます。ところが夜勤だと少人数で関係が密になるし…
グチ、グチ、グチ・・・
最悪の場合には、二人っきりで働くこともあり得るんです。嫌いな先輩から一晩中、グチグチと叱責されたらたまったもんじゃありません。
しかも夜勤のチームは一度組まれると繁忙期が終わるまでメンバーチェンジがありません。「ずっとあの人と一緒に夜勤するのかぁ…」と会社に行くのが嫌になるのです。
5.健康リスクが心配
繰り返しになりますが・・・夜勤は心身への負担がメチャ重いです。経験者なら分かると思いますが、特に、明け方の命削ってる感はエグいですよね?
夜勤の健康リスクは色んな研究によって指摘されていて、最も有名なフランスの研究では『夜勤は寿命を10年縮める』と報告しているんです。ヘビーですよね…
いつも明け方はこんな感じ・・・
そのほか昼に働く人よりも、糖尿病、ガン、胃腸病などを発症するリスクが高いとの指摘もあります。その代わりに夜勤手当が支給されるので稼げるんですけどね…
夜勤手当に魅力を感じない人にとっては、工場夜勤なんてやってられないですよね。会社に行くのが嫌になって当然だと思います。

そのほかにも・・・
友達や恋人と会えない、人手が足らず忙しすぎる、夜勤なのに給料が安い…なんて理由でも夜勤に行くのが嫌になると思います。ほかにもあったら教えてね。
では・・・
そんな…夜勤に行きたくない…という気持ちをどうやって乗り越えたらいいのでしょうか?
その方法を続いてご紹介しますね。
夜勤に行きたくない…を乗り越える5つの対策
それでは「夜勤に行きたくない」を乗り越える対策をご紹介します。
私が実践した対策で、職場の後輩たちも効果を実感していたものばかりです。きっと皆さんが夜勤の辛さを乗り越える助けになると思うので、すべての方法を試してみてね。
「夜勤に行きたくない」を乗り越える5つの対策
①夜勤の過ごし方を見直す
②近い将来に楽しみをつくる
③感情を紙に書き出す
④休んでリフレッシュする
⑤逃げ道を用意する
それでは順番に解説しますね。
①夜勤の過ごし方を見直す
夜勤生活に馴染めない人は、夜勤での過ごし方を分かってないだけかも知れません。例えば、睡眠や食事の方法を見直すだけでも、夜勤の辛さを大幅に減らすことができるんですよ。
よかったら私がおすすめする睡眠方法、食事方法を参考にして、自分なりの夜勤の過ごし方を確立してくださいね。夜勤の辛さがグッと軽減されますよ。
【睡眠方法】
行き当たりばったりでは無く、スケジュールを立て計画的に眠りましょう。遮光カーテン、エアコンなどは必須です。きちんと投資して眠れる環境を作りましょうね。
⇒夜勤の睡眠方法をより詳しく解説してます
【食事方法】
一日三食が原則です。三食を食べるタイミングは睡眠スケジュールよって変わりますが、私のおすすめは「朝、眠る前に軽く」「昼、睡眠の後にしっかり」「夜、夜勤中に軽く」の三食です。
⇒夜勤の食事方法をより詳しく解説してます
②近い将来に楽しみをつくる
近い将来に楽しみを用意しましょう。ワクワクする気持ちが生まれて「夜勤に行きたくない」というストレスが和らぎますよ。
例えば・・・夜勤の後にこんな予定はいかが?
人気のお店で贅沢なランチ、または心ときめくお菓子を買って食べるなど。仕事のあとに楽しみがあれば、ワクワクして嫌な夜勤を忘れることができますよ。
そのほか・・・旅行の計画を立てるのもおすすめです。
ずっと行きたかった場所へ旅行できるんだ…と想像するだけで、しばしの間、嫌な夜勤を忘れさせてくれますよ。
ここではあまり紹介できないですが…異性と遊ぶお店に行く予定だって構いません。夜勤を忘れられるワクワクを用意しましょう。
③感情を紙に書き出す
不規則な生活もあって、夜勤はたくさんのストレスを抱えますよね。ホントこれが辛い。でも…このストレス、感情を書き出すことによって軽減できるんですよ。
これは筆記開示(ひっきかいじ)という方法で、その効果は海外のいろんな研究で実証されています。
やり方はとっても簡単。
「腹立つ」「イライラする」など単語を羅列するよりも、「誰が」「何をして」「自分はどのように感じた」のように書き出せば、よりストレスの原因が明確になり効果的です。
また海外の研究によれば、1日8分以上書くこと、そして4日以上継続することで効果が出やすくなると言われています。
ちなみに・・・私は心療内科の先生に教えてもらって以来、夜勤で心がざわついたときに実践していました。もちろん効果も実感しています。
当時のノートだよ
(実践した私の感想)
書き終わると、頭のなかでグルグル巡っていた負の感情がスッと消えて、楽しいことを考える余裕が出てきます。クヨクヨしなくなって仕事をポジティブに捉えられますよ。
(私からのアドバイス)
負の感情を吐き出すのもいいですが、人にしてもらった嬉しいことを書き出すのがおすすめです。感謝の気持ちに包まれて、幸福感が格段にアップしますよ。お試しあーれ。
④休んでリフレッシュする
気分が沈んで、どうしても夜勤に行きたくないときは一日休んでリフレッシュしましょう。一日休息して気分転換すれば、また翌日から元気いっぱい働けるはずですよ。
えっ?夜勤メンバーなのに休めるワケないよ!
真面目に仕事を頑張る人はそう考えてしまうんですよね。また夜勤メンバーへの罪悪感もあって休みづらいと思います。
でも・・・休んでしまっていいと私は考えます。だって社員が一人休んだだけで職場が回らないなんて経営者の怠慢だと思うんです。頑張るほど相手の思う壺ですよ。安心して休みましょう。
ただし・・・
休む連絡はなるべく早く、遅くても15時頃までに入れましょうね。昼の業務が終わってしまうと、上司も色んな対応(人員確保や生産調整)ができなくなりますので。
連絡を入れたあとはリラックスして心身の回復に努めましょうね。あっ、病欠のときは夕方以降の外出には注意してね。会社の人にバッタリ会わないように。
⑤逃げ道を用意する
夜勤に行くのが嫌で、いつも憂鬱な気分に浸っている人は「自分にはこの会社しか無い」という思考になっていませんか?
ひとつの会社に依存すると人は自由を失って身動きが取れなくなってしまうんですよ。そして余計に夜勤が辛くなるのです。
そんな思考から解放されるには自分のために『逃げ道』を用意してあげることが大切です。
『逃げ道』って何のこっちゃ
そう思われるかもですが…転職の準備を始めて、転職市場での自分の価値を知ってほしいんです。
おそらく30歳位までの人ならたくさんの求人が見つかると思います。そう…いまの会社を辞めても次なんていくらでもあるんです。日本の人手不足は深刻ですからね。
次があると分かれば「自分はいつだって会社を辞めれるんだ」という気持ちになって心が楽になるんですよ。そのおかげで夜勤の辛さも軽減されるんです。
転職の準備の進め方
まずは無料の転職サイトに登録します。そして、気になる求人をどんどんストックしていきましょう。
続いて「履歴書」と「職務経歴書」を作成します。
書類の作成には自己分析が欠かせませんが、転職サイトによっては本格的な自己分析ツールが無料で使えますので活用してください。これが本当に無料なの?そんなツールが使えます。
本格的な自己分析ツールを使ってみる⇒
書類が完成すれば転職の準備は完了です。あとは週に1回程度でいいので転職サイトをチェックしておきましょう。
・あれ?この会社また求人を出してるブラック企業かも?
・この業界の求人やけに多いな…ねらい目かも?
・この季節は求人が少ないな…避けた方がいいかも?
転職サイトを眺めていれば色んな気づきが出てきます。求人を見る目をどんどんレベルアップさせましょうね。もし会社を辞めるとなってもスムーズに転職活動に入っていけますよ。
反対に・・・
何ら準備せずに退職に追い込まれると転職活動に苦労します。私には4回の転職経験がありますが、退職するときは心身ともに疲弊して、転職サイトへの登録もままならないものなんです。
しっかりと準備をして、将来への不安を無くせば、気楽に夜勤にのぞめますよ。どうか頑張ってくださいね。
私がおすすめする転職サイトはこちら⇒
夜勤の辛さがずっと続いて辞めたくなったらこの記事を読んでみて
夜勤シフトを20年経験し、のちに退職した管理人が「夜勤を辞めたい人へのアドバイス」をさせていただきます。そのほか「夜勤を辞める方法」「会社を辞めるときに抱える悩み」「夜勤を辞めて良かったこと」「夜勤を辞めて悪かったこと」もお届けしますね。夜勤が辛くて辞めたい人が次のステップへと進むヒントになると思いますので、良かったら読んでみてね。
あとがき・・・
夜勤に行きたくない時の5つの対策をご紹介しました。
最後にひとつだけ・・・
「夜勤に行きたくない」そんな憂鬱な気分がずっと続くなら、それは…もう無理!という体からのSOSかも知れません。
夜勤って『セロトニンが欠乏しやすい、睡眠不足になりやす、症状に気付きにくい』といった環境になるため、うつ病を発症しやすいといわれているんです。
あまりにも長く憂鬱な気分が続くようなら、心療内科を受診するなど、適切な対応をとりましょうね。
それでは・・・どうかご自愛ください。

記事:けいすけ
この記事では、転職エージェントをおすすめする理由、私の転職で役立った転職エージェント3選、転職エージェントを使った転職活動5つの手順をご紹介しています。いまの会社が辛くて転職を考えている人は参考になると思いますので、是非ご覧くださいね。